総合周産期母子医療センター
平成20年8月に当院は総合周産期母子医療センターに指定されました。総合周産期母子医療センターは極めてリスクの高い産科患者さんを扱うセンターで、県内では10年前に浜松に設置されましたが、それに次いで2番目のセンターになります。
センター概要
センターは従来の産婦人科病棟5Gの一角に6床で開設されました。1床あたりの面積が広く、重症患者のモニターなどが設置され、また手術室なみの空調設備を備えています。
センターは独自のナースステーションを備え、センター独自の医師、助産師、看護師が配置されています。すべてのベットに分娩監視装置が設置され、そのモニターはナースステーションで監視することもできます。また、一般の心電計などのモニターも配置されています。
さらに詳しい内容は、産婦人科・総合周産期母子医療センター(MFICU)のページをご覧下さい。
センターで扱う患者
このセンターは重症の産科患者さんを収容する施設ですが、その取り扱う疾患は以下のような病態です。
1) 切迫流産、切迫早産
日本の周産期医療は世界でもトップクラスにありますが、早産の低出生体重児は近年むしろ増加しています。早産でも妊娠30週を超えるものはほとんど無事に育ちますが、22週から30週未満まではまだ助けられないこともあります。そのため切迫流産や切迫早産の患者さんをできるだけ長く妊娠継続させることはとても重要なことで、特殊な薬剤やモニターの器械が必要です。センターでは特にリスクの高い切迫流産、切迫早産の患者さんを取り扱います。
2) 多胎
不妊治療が発達し、多胎妊娠が増加しています。当院でも年間三十例ほどの双胎(ふたご)また平均二例ほどの品胎(みつご)の出産があります。要胎(よつご)も一例出産されました。多胎妊娠は早産になりやすく他にも様々な合併症を起こす可能性が高く、センターで取り扱う率の高い疾患です。

3) 妊娠高血圧症候群
以前は妊娠中毒症とよんでいた疾患で、妊娠中に高血圧と蛋白尿をきたす疾患です。この疾患では胎児の発育が悪かったり、母体も胎盤早期剥離やけいれんをおこすなど重症化しやすく、産科では大変重要な疾患です。軽症の場合は一般病棟で診療しますが、重症の妊娠高血圧症候群はセンターでの治療が必要になります。
4) 合併症のある妊娠
心疾患、甲状腺疾患、糖尿病などさまざまな疾患をもった妊婦さんは特別な医学管理が必要です。例えば糖尿病では妊娠中の薬剤はインスリンしか使用できませんし、血糖の管理も妊娠していないときに比べかなり厳密に行う必要があります。このような妊婦さんはセンターでの診療が必要になります。
さらに詳しい内容は、産婦人科・総合周産期母子医療センター(MFICU)のページをご覧下さい。
