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検査のインフォームドコンセント 14 腹痛
~ 原因、医師に質問を ~
右下腹部が痛い時、急性虫垂炎(盲腸)と考える人は多いでしょう。腹痛になると、すぐに近くの診療所などで診察してもらうはずです。その際「薬を出しますので様子を見ましょう」と言われることも多いはずです。こんな場合、薬は腹痛を抑える痛み止めと抗生物質がほとんどです。
急性虫垂炎も進行していなければ、薬で散らすことができます。そして、腹痛を抑えることができ、そのまま治ってしまう場合もあります。
しかし、一時、腹痛は押さえられても、虫垂炎が壊疽したり、腸に穴が開いて非常に悪化してしまうこともあります。
患者はただ薬をもらって帰るのではなく、なぜ、このように腹痛が起きているのか考えて、医者に質問すべきです。虫垂炎や他の重大な病気を疑うことも大切です。レントゲン、尿、血液検査を求めてください。もし、患者の要望に応えられないようでしたら、セカンドオピニオンを求めることも考えましょう。
医師は6年間の大学生活を終え、医師免許取得後、研修医として2年から3年間、内科、外科、小児科、産婦人科などで研修を積み、その後、脳神経、消化器、循環器、呼吸器、血液などそれぞれの専門性を高めて、専門医として診療に当たります。ですから、腹痛の場合、消火器を専門にしている医師を選ぶべきです。
腹痛でも食中毒や風邪からきたものなど薬だけで簡単に治ってしまうことが確かにあります。しかし、急性虫垂炎のように症状を悪化させてからでは、さまざまな面で患者の負担は大きくなってしまいます。
出来るならば、患者は自分の居住する周囲の医院、診療所などについてどんな専門の分野に強いのか情報を得ておく必要があります。全幅の信頼を置いている、近くのかかり付け医との長い間の付き合いも大変重要です。ただ、疑問があれば、しっかりと質問できる関係を築いていなければなりません。
腹痛だからと言って、侮ってはいけません。右下腹部では急性虫垂炎だけでなく、卵巣、卵管の炎症、膀胱炎、右上腹部では胆石、背中では膵炎などを疑うことができます。臨床症状とともに超音波診断、CTなどの検査で病名を特定していくのです。患者はなぜ、このような痛みがあるのか聞くべきです。
この記事は2005年7月31日現在の状況を元に作成されたものです。
その後さまざまな変化があることはご了承ください。
